• 小児矯正の重要性
• お子様の矯正歯科治療をご検討中の方へ
• 子どもの歯並びチェック
• 小児矯正のメリット
• お口周りの筋肉トレーニング(MFT)
• 小児矯正のタイミング
• 小児矯正装置

小児矯正の目的はお子様の歯並びを正常な成長に近づけることです。放っておいても正常な成長をしていくお子様には矯正治療は必要ありませんが、様々な要因によってずれはじめた成長を早い段階で見つけて正常な方向へ導いていくのが小児矯正です。

米国矯正歯科矯正医協会(AAO)は、最初の矯正相談が7歳までに行われることを推奨しています。矯正治療を子どものうちに始めることで永久歯を抜くことなく矯正できたり、顎の成長を整えたりできます。子どものうちから矯正を行うことで歯並びに対するコンプレックスを軽減することもできるでしょう。お子様の症状によって治療を始めるベストなタイミングは異なります。気になり始めたら早めに矯正歯科・矯正専門医にご相談ください。

早めに矯正をはじめると成長方向を整えることができるため、より安定した仕上がりになります。生えてくる歯を上手く誘導し、噛み合わせの良い状態へと導きます。

成長期に悪い歯並びを放置することにより、正常な成長を妨げてしまうことがあります。
顎が成長しきっていない時期に噛み合わせを改善することによって、バランスのとれた顎へと導きます。

顎の成長をバランスのとれた正常な状態へ近づけることにより、抜歯を回避できる場合があります。大人になってから矯正をした場合2～4本程度の抜歯が必要になるケースでも、子どものうちに矯正することで抜歯をしなくて済む場合があります。

乱れている歯並びがコンプレックスになるお子さんは少なくありません。矯正歯科治療で歯並びを整えることでコンプレックスを解消できます。笑顔に自信を持てるようになり、性格が明るくなったり積極的になったりするお子さんもいらっしゃいます。

歯並びが整うと歯磨きがしやすくなり、歯垢をすみずみまで取り除けるようになります。子どもの頃からむし歯になりにくい状態を保つことで、生涯にわたり自分の歯を維持できる可能性が高まります。

小児矯正で歯並びを整えてむし歯になりにくい状態へ整えることで、結果的に医療費や治療の負担を軽減できます。
また、子どもの頃は顎の成長をコントロールする矯正治療を行えるため、歯がきれいに並ぶように誘導することで、大人になってから行う矯正治療の負担軽減が可能です。

歯並びは、遺伝だけではなくお口の周りや舌などの影響を受けます。例えば、口呼吸をしているお子さんは上の歯が前に出やすい傾向にあります。どれだけ歯並びを整えても、これらの要因を解消しない限りは何度でも歯並びが乱れるでしょう。
そこで当院では、お口周りの筋肉を鍛えたり舌の位置を整えたりする口腔筋機能療法（MFT）を行っております。歯並びが乱れる要因にアプローチすることで、不正咬合を原因から絶つことができます。

第一期治療は、乳歯と永久歯が混在している時期に行う矯正治療です。歯の生え替わりの時期には個人差がありますが、5～12歳頃に行います。顎の成長をコントロールすることで永久歯が生えるスペースを作り、将来的に永久歯がきれいに並ぶように促します。

第二期治療は、永久歯が生えそろってから行う矯正治療です。第一期治療を行っても歯並びが十分に整わなかった場合に、大人の矯正と同じ装置を使用して歯並びを整えます。

マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン・ファースト/薬機法対象外)は、お子さんの歯並びを整えるために使用する矯正装置です。薄い透明のマウスピースを装着し、弱い力をかけて歯を動かします。
口を開けたときに装置が目立たないうえに、歯が動くときの痛みや違和感が少ないため、お子さんでも長く続けやすいでしょう。
また、食事や歯磨きのときは取り外せるため、食べ物が装置にくっついたり歯磨きがしづらくなったりする心配もありません。

拡大床は、顎の側方への成長を促す矯正装置です。ネジを回すことで装置が顎を側方へ押し広げます。
取り外し可能な装置を使用し、ご自宅にいる間だけ装着するため、装置の見た目を気にすることもありません。